信頼関係の基盤とは|隠し事と給料振込口座
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。
人との関わり方を円滑にしたり、
関係性をより良くするために、
できることって色々ありますが、
「信頼関係」が根底にあるんですよね。
職場の中で、
お客様との信頼関係を築くんだ!と、
毎日繰り返し伝えたとしても、
ではどうやって築くの?となります。
例えば、
・約束を守る
・話をちゃんと聞く(傾聴)
・相手の話したことを憶えている
・嘘をつかない
・隠し事をしない
など、どんどん出てきますが、
全て当たり前のことです。
でも、なぜ当たり前のことをするのに、
毎日毎日繰り返し言っても、
まだまだ足らないと感じるのでしょうか?
それは、当たり前のことができていないし、
「できてるように見えてるだけ」だからです。
この、「できているように見える」というのは、
無意識に「できてるように見せてる」のかもしれません。
「表面上や理屈の上で、分かった気になっているだけ」とも言えます。
ではなぜ、表面上なのでしょうか。
深堀すればするほど、個人的な深い部分に入っていくのですが、
職場でできていないことは、
家庭の中でもできていない場合が多いです。
家庭とは、夫婦間であったり、
親子間であったり、兄弟間であったり。
夫婦の間で隠し事をしている人は結構いると思います。
許せるものと、許せないもの。
絶対に言えないこととかある人もいるかもしれませんね。
しかし、夫婦になるとき、結婚式で誓い合いましたよね。
隠し事はしないと。
だから、隠し事をしてる時点で、
夫婦間での約束を破っているんですよ。
家庭の中で約束を守れない人が、
外に出てお客様やスタッフ同士で信頼関係を築けるのですか?
今年に入ってから、
うちのスタッフの一人が給料振込について
変更してほしいと申し出がありました。
実は、彼は給料振込口座を二つに分けていたんです。
理由は簡単です。
給料の一部を自分の小遣いとして、
別の口座に振り込み指定いてたんですね(^^;)
これはバレたら完全に夫婦喧嘩ですよね。
でも、自ら口座を一本にしてほしいと申し出てきました。
奥さんに何と言ったか分かりませんが、
率先して変化しようとする姿は素晴らしいと思いました。
と、同時に、うちのスタッフたちには、
こんな隠し事はしてほしくないとも思いました。
事務所方針として、給料振込は一つの口座しかしない!
と変更することに決めています。
ちなみに、うちの事務所では、
仕事の上でミスをしたときに、
ごまかしたり隠したりすることは厳禁としてます。
絶対あってはいけません。
失敗だからこそ、誠実に対応しなければいけないのです。
誤るのはいつも私の仕事ですから辛いのですが、
こんな姿勢で仕事をしていることを、
スタッフにも見ていてほしいと願います。