過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士 藤垣寿通です。

 

 

 

会社の決算の説明をするときに、

お客様から直接話を聴くのですが、

その時に話題に多く上がるのが事業承継です。

 

決算の内容は社長が一番良くご存知です。

社長が気づかなかったことや、

来期の資金の動きをアドバイスして、

将来の展望を聞くことにしています。

 

社長の年齢にもよりますが、

将来の話が事業承継の話になると、

私はいろいろな方向から質問するようにしています。

多くの経営者の方は、

いずれ事業を後継者に渡していかなければならないことは、

皆さん承知しているのですが、

まず何をしていいのかが分からないんです。

だから質問して聴きだすんですね。

何を聴くのか?という前に、

ロケット理論の復習をしますよ。

 

ロケット理論

 

未来会計のロケット理論の話は、

このブログで何度もお伝えしています。down arrow

未来へ導くロケット理論と未来会計

このロケット理論の中では、

なぜNASAは月へロケットを飛ばせたのかを説明しています。

その理由の中にヒントがあるのです。

 

ロケット理論のプロセスに、「事業承継」を重ねてみると、

1.「明確な目標を掲げたこと」

つまり、事業を承継すると決めることですね。

ここは皆さん決めているのだと思います。

 

2.「具体的で緻密な計画を立てたこと」

事業承継が完了するまでの具体的で緻密な計画を立てることです。

ここは、大半の人はとてもアバウトで抽象的です。

なんとなく〇年後みたいな感じですね。

 

3.「的確な軌道修正をし続けたこと」

スケジュールのズレを軌道修正することです。

ここは、2の具体的なスケジュールがないと、

修正のしようがありません。

つまり、ズレたらズレたまま。

事業承継がいつまでもできないのは、

具体的な計画ができていないからです。

 

4.「計画を公表して目標を共有したこと」

私はここが一番初めにやることだと思っています。

実はできていないのも、この4番です。

事業承継のことを社内や社外に公表するのです。

目標を共有するのは、もちろん後継者と共有します。

社内のスタッフたち、社外の取引先や金融機関の理解がなければ、

決して事業承継はうまくいきません。

そして、公表することで後には引けなくなります。

つまりは、覚悟を決めるということ。

 

 

私が質問するのは、

どこまで覚悟を決めているのか?

承継の話をどこまで伝えているのか?

後継者とビジョンが共有されているのか?

などを、質問を通じておおよそ知ることができます。

事業承継が遅れることのリスクをお伝えし、

手遅れにならないようにサポートするのが私の仕事です。

 

 

私はこんなことを経営者の方にお伝えします。

当事者間で話し合っても、うまくいかない場合があります。

感情的になったり、言いにくいことがあったり、

話しが前に進まないことがあるのです。

だって、社長と後継者は上下関係があるので、

後継者側は思ったことを伝えきれないのです。

そんな時に私の出番が来るんですね!

社長と後継者の間に立って、

お互いの想いを聴いて、そのすり合わせの役に立てるんです。

第三者のニュートラルな立場で接することで、

話す側も楽に伝えられるんですよね。

つまり、「社内に入りこんで話を聞くことができるんですよ」ってね。

 

事業承継

 

事業承継の相談は顧問先様以外の経営者の方からもお受けしています。

具体的な行動に落とし込むまでのアクションプランを作りたい方は、

ぜひ声をかけてください。

初回の相談については無料でお受けいたします。

メール、お電話、どちらでも承りますよ。

 

 

 

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