トップの在り方、考え方
過去の数値から仕事をする税理士
数値を活かして過去と未来をつなげる
岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。
毎日ブログ842日目
おはようございます!
昨日は日産自動車カルロスゴーン会長の
ニュースに驚きました!
有価証券報告書の虚偽記載ということでした。
ニュースの中でのインタビューを聞くと
誤解されている人が多いように感じます。
脱税ではありませんよ。
投資家へ報告するための資料に
記載してある報酬の額を、
実際の金額より少なく
記載していたということです。
金額を聞いてさらに驚きましたが、
5年で約100億円の報酬をとっていたのを、
半分の50億しか記載していなかった
ということらしいですね。
しかし1年で20億円の役員報酬って、
日本の企業では桁外れです。
だから株主からの追求を避けるため、
虚偽記載をしてしまったのかと想像します。
日本の企業文化には
経営者への報酬が欧米より少ないとは
聞いたことがあります。
しかし、
だからといって嘘の記載をしてもいいかといえば、
絶対にいけませんね。
会長のカルロスゴーン氏と
代表取締役のグレゴリーケリー氏が
逮捕されたと報道されてますが、
実際には組織ぐるみの違法行為です。
ゴーン会長が報告書を作ってるわけないですからね。
もっと多くの社員たちが、
その不正を知りながら仕事をしていたんです。
今回の逮捕では、
内部告発があったとも聞きました。
そりゃあ、いつまでも不正を続けていれば
我慢できなくなりますよ。
これだけコンプライアンスが叫ばれています。
企業の内部でも不正は許さないという
風潮が出来上がってきています。
企業文化というのは
長年かけて醸成されるもの。
誠実に経営を続ける企業もあれば、
情熱的な組織もあります。
しかし、
不正を見て見ぬふりをするという
組織はいけません。
「魚は頭から腐る」
というロシアのことわざがあります。
企業でも一番影響力があるトップの姿が、
企業全体に影響しています。
トップがダメならば、
会社全体がダメになります。
経営者は社員の模範です。
いつでも見られていることを
忘れないようにしたいですね。
しかし、
まさかのニュースに残念でなりません。
最新情報を無料でゲット