過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1386日目

 

 

おはようございます!

昨日は結構大降りの雨でしたね。

今日は回復してくるみたいです。

緊急事態宣言がなくなりましたが、

まだまだ外食など動きは少ないようです。

少しずつでも経済も戻ってきてもらわないとね。

 

 

さて、

今日のテーマはパレートの法則です。

20:80の法則と言ったほうが

伝わりやすいかもしれません。

この法則はイタリアの経済学者の

ヴィルフレド.パレートが発見した法則で、

国内の富の8割を、

2割の富裕層で占めているという事実を

発見しました。

この法則は富だけでなく、

様々なことにも同様のことが当てはまるので、

今でも活用されているのですね。

 

 

ビジネスでも活用されています。

例えば、

売上金額の8割は、

2割のお客様で占められているということ。

全ての会社に当てはまることはありませんが、

こういう傾向はあるはずです。

上記の法則が当てはまれば、

2割のお客様にどんどん力を入れていくことが

さらなる売り上げ増につながるというわけです。

これは逆に言うと、

残りの8割のお客様では、

全体の2割の売上しかもたらさないということ。

往々にして面倒くさいお客様に限って、

ほとんど会社の利益には

貢献していないということがあります。

対応が難しいお客様に時間や労力を割くのですが、

パレートの法則を知っていれば、

そんな間違いは犯さないですよね。

 

 

20年近く前の話しですが、

私が税理士試験の受験を始めたころ、

仕事もどんどん担当が増え、

手が回らなくなってました。

毎月の業務もため込んでしまい、

お客様の対応に追われていたのを

思い出します。

当時はまだまだ手作業が多くて、

今のような便利な機能はありません。

振替伝票も科目印を押して手書きでした。

その伝票をPCに入力していたのです。

恐ろしく時間がかかっていたので、

お客様に届ける試算表がなかなか作れません。

というか、

仕事ができる人のところには

仕事がどんどん回ってくるんですよ。

自分でいうのもなんですが、

事務所のエースとして

仕事がどんどん増え続けたんですよ。

でもね、

私はお客様から叱られたりすることはありませんでした。

何故だと思いますか?

それは、

お客様が求めていること

上位20%を押さえていたからです。

経営者が気にしている税金の心配、

融資の段取り、

設備投資の計画など、

困りそうなことは事前に察知して

ちゃんと情報提供していたからです。

試算表なんてなくても、

ある程度の経営判断材料は届けられます。

だからいつもお客様からは感謝されてました。

毎月の資料はできてなかったのにね(^-^;

 

 

これって、

お客様の気になること

求めていることの

上位20%を押さえていたから、

要望の80%は満たしていたということなのです。

もしもお客様が求めていないような

資料の整理などに時間を割いていたら、

肝心な情報提供はできなかったかもしれません。

時間の使い方もそうです。

私は綺麗な資料を作ったことはありません。

綺麗なエクセルの資料を作ることに

多くの時間を使うことはしません。

その場で紙に書きながら説明すれば足りることを、

何時間もかけて一生懸命資料を作ったって、

誰も喜ばないよ。

そんなのただの自己満の典型例です。

 

 

何に集中して時間を使うか。

この選択を間違えるから

遅くまで仕事をしているのに

仕事が進んでいないような状態が

生まれるのです。

ちゃんと確認してから進めないから、

またやり直しで二度手間仕事になるのです。

ちゃんと相手に必要資料を伝えていないから、

いつまでたっても仕事が進まないのです。

資料をくれないお客様が悪いのではなく、

あなたが管理していないからそうなるのですよ!

 

 

時間の使い方を間違えるということは、

自分の人生の時間を失っているのと同じです。

なぜなら、

時間とは人生の一部だから。

2割の優先事項で、

8割の効果を得られるような時間の使い方を

マスターすることが、

人生でうまくいく秘訣なんですよ。

具体的に行動で示していきましょうね!!

 

 

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