過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1576日目

 

 

おはようございます!

11月の終わりに近づき、

一気に空気も冷えてきましたね。

紅葉も見頃を終え、

いよいよ師走の12月に入っていきます。

地に足をつけて、

しっかりいきましょうね。

 

 

 

毎週火曜日の早朝に、

藤垣会計では読書会をしています。

7時30分から1時間行うのですが、

今読んでいる書籍は

「グラッサー博士の選択理論」

です。

別名、枕と呼ばれるほど、

本を開くと眠たくなってしまうと噂です。

でも読み始めると面白いんですよ。

書籍が分厚すぎて、

挫折しまうのではないでしょうかね。

 

でね、

この書籍では、

著者のグラッサー博士とクライエントの

カウンセリングのやり取りを会話で再現していて、

そこがとても分かりやすいんですね。

 

 

昨日読んだ箇所は、

母と娘の関係についてのカウンセリングでした。

お母さんは頭痛を抱えているのですが、

その原因は親子関係から来るものでした。

ご主人とはすでに離婚されており、

二人暮らしです。

娘は高校生になり、

なかなか母親の言うことを聞いてくれません。

母親として何とか本人の責任を果たさせたいと

強く叱ったり、文句を言ったりして、

関係性は悪化してしまう。

 

 

選択理論には上質世界という言葉があります。

これは、

その人が頭の中に持つ理想とするものや大好きなもの、

人や物や考え方など、

自分の欲求を大いに満たしてくれる領域を持っています。

そして誰もが生まれたときに、

母親を上質世界に入れています。

そして母親も同じく、

子供のことを上質世界に入れるのです。

 

 

このお母さんは、

仕事でどんなに嫌な上司やお客さんがいても、

それは割り切って考えることができたのです。

それはなぜかと言うと、

嫌な人のことを上質世界から

剥がしてしまうことで、

その人から興味を無くすことができるからです。

しかし、

この両親はどちらも相手を上質世界に入れたままだったので、

どうして相手を自分の思うようにしたい、

という思いから逃れられなかったんですね。

 

 

こうやって考えると、

相手の上質世界からは簡単に剥がされてしまうんですよ。

人間関係では口は禍の元と言いますが、

変なことを言ってしまってからでは

遅いことがあります。

気を付けたいですね(^^;

 

 

でね、

もう一つ印象が強かったところは、

このお母さんは仕事では嫌なお客様にも

丁寧な優しい対応ができていたのです。

グラッサー博士がなぜかと聞くと、

「お客様は重要だから」

と応えます。

そして大きく動揺するのです。

自分の子供はもっと重要なのに、

なぜもっと優しく対応できないのだろうかってね。

 

 

会社組織でも同じです。

経営者や経営幹部は、

部下を自分の思う通りに動かしたいために、

強いアプローチを求めてしまうことがあるでしょう。

しかしね、

本当にメンバー間の絆が強い会社の経営者の方は、

こういわれるのです。

「自分のメンバーにもお客様と同じように接しています」

とね。

まさに選択理論の実践だと感じました。

サーバントリーダーシップという言葉があります。

リーダーは組織のメンバーへの奉仕者なのです。

良い人間関係を作り上げるというのは、

本当に覚悟と根気がいるのだなぁと

感じさせてくれた内容の読書会でしたね。

 

 

興味ある人は、

分厚いですがぜひ読んでみてください!

人間関係の悩みが消えるかもしれませんよ(^^)

 

 

 

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