過去の数値から仕事をする税理士

数値を活かして過去と未来をつなげる

岐阜市の未来会計士の藤垣寿通です。

毎日ブログ1685日目

 

 

おはようございます!

確定申告はほぼ終わってきたと思ってますが、

進捗管理の集計を確認すると

まだ私がチェックをしなければならない件数は

90%までしか来ていませんでした(^-^;

まだ10%残ってるようですが、

週明けには終わらせたいです!

 

 

さて、

今日は仕事の基本の話しをします。

藤垣会計ではリクルート活動をしていて、

この春から新しいメンバーに来ていただく予定です。

まだ最終試験の職場体験をしていただく予定が残っており、

これを終えていただいて

ようやく藤垣会計のメンバーとして

お迎えすることになるのですね。

とても楽しみです♬

 

 

でね、

今も昔も何かを学ぶときに

重要なことが「守破離」という考え方です。

Wikipediaで調べてみると、

千利休の言葉が元なんですね。

「修業に際して、

まずは匠師から教わった型を

徹底的に「守る」ところから修業が始まる。

師匠の教えに従って修業・鍛錬を積みその型を身につけた者は、

師匠の型はもちろん他流派の型なども含め

それらと自分とを照らし合わせて研究することにより、

自分に合ったより良いと思われる型を模索し試すことで

既存の型を「破る」ことができるようになる。

さらに鍛錬・修業を重ね、

かつて教わった師匠の型と自分自身で見出した型の双方に精通し

その上に立脚した個人は、

自分自身とその技についてよく理解しているため

既存の型に囚われることなく、

言わば型から「離れ」て自在となることができる。

このようにして新たな流派が生まれるのである。」

 

 

要約すると、

「守」とは、

師の教えを忠実に守り、

その後の土台となる基礎・基本を固める。

「破」とは、

鍛錬と経験を重ね、

土台を守りつつも応用・改善をし、

自己流を加えていく。

「離」とは、

それまでの過程に一切とらわれず、

思うがままの境地に達する。

 

 

仕事に置き換えると、

「守」とは、

上司、先輩社員から実務の基礎を学ぶ。

また、真似をする。

守を重ねることで基礎を体得し、

それを教える側に回る。

また、責任をもらい任せられる機会が増え、

周りの社員からは、大きな信頼を得てくる。

「自立」状態に到達することが守のゴールです。

 

 

この守ができない人がとても多くいます。

「自分のやり方でやってみます」

「自由にやってみたいんです」

「自分なりにやってみたい」

こんなことを考えている人は

世の中にはたくさんいると思いますが、

100年早いわ!と言いたい。

やるべきこともできないのに、

自分のやり方なんてあるはずない。

 

 

まずは教えてくれたことを、

そっくりそのままできるようになること。

そっくりそのままを、

どれだけ速い時間でできるようになるか。

ここを努力することで、

無意識でもその仕事ができるようになってくるのです。

その都度やり方が変わったり、

前回言われたことができなかったり、

毎回違うやり方になってしまうことは、

「守」をやり切ろうとする意識が

欠如しているのです。

 

 

税理士事務所の業界に四半世紀もいると、

この業界での人の成長の流れが分かります。

多くの人を育ててきたからよく分かるんですよ。

仕事ができる人は、余計なことをせず、

まずは言われたことをしっかりできるよう努力します。

そしてそれを繰り返すうちに、

視野が広くなり、

自分がしている仕事について

全体を俯瞰して見えるようになってきます。

つまり、

自分は全体の中の個々の部分の仕事をしていて、

周りから求められていることは

こういう事なんだ!

と理解できるようになってきます。

毎月の会計データ入力を完成させ、

決算処理をできるようになり、

法人税の申告書が作成できるようになり、

お客様と面談ができるようになり、

お客様に提案をできるようになり、

お客様の経営にアドバイスできるようになるのです。

それぞれの間には、

何年もかかることもあります。

素直な気持ちで仕事を覚えられない人は、

新人であってもベテランであっても、

成長できないでいます。

それは「守」をやり切れないからです。

応用は必要ない。

応用は「破」のレベルの話しです。

不必要なプライドは捨て、

素直に仕事に向き合い、

自分の尊敬する先輩や上司を倣って

「守」をやり切ってください。

ここを通過しなければ、

先はないのですよ。

 

 

今日は長文となってしまいましたが、

これから社会人となる新人の方、

今いる若手メンバーのあなた、

ベテランなのに精彩を欠いているあなた、

こんな人に伝えていきたいメッセージでした。

まずは「守」を見直していきましょう!

 

 

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